もりおか啄木・賢治青春館第11回特別企画展

アール・ヌーヴォーの華
アルフォンス・ミュシャ展
―文芸雑誌「明星」と啄木への影響―
~"百年前の本物"を堺市立文化館「アルフォンス・ミュシャ館」より借用しております~

国指定重要文化財に答申された「もりおか啄木・賢治青春館」.
その明治洋風建築のたたずまいの中で、アール・ヌーヴォーの最も華麗な作風で
いまだに高い人気を誇るアルフォンスミュシャのオリジナル作品(百年前の本物40点)をご鑑賞下さい.


2004.6.26アルフォンス・ミュシャ展ギャラリートークが開催されます



『黄道十二宮』

アルフォンス・ミュシャ
カラー・リトグラフ 1897年
(堺市立文化館「アルフォンス・ミュシャ館」
蔵)

を越す作品群は,19世紀末アール*
ヌーヴォーの雰囲気を今に伝え圧巻!
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 19世紀末ヨーロッパで大流行した装飾美術アール・ヌーヴォー(新美術)の人気画家であったアルフォンス・ミュシャは日本の明治浪漫主義文学の意匠(デザイン)に大きな影響を与えました。
 明治33年(1900)に、与謝野鉄幹が創刊した雑誌「明星」は文学と美術を結びつけたわが国の芸術総合雑誌のパイオニアでした。表紙とカットに力を注ぎ、しばしば挿絵にミュシャのポスター絵を使用してタイトル文字を変えただけでミュシャの図柄を展開しています。また,16歳の少年
啄木が明治35年10月の「明星」に初めて短歌を掲載されたときの表紙絵もミュシャ風でした。「明星」が美術を重視したことが啄木にも影響を与えており、啄木処女詩集「あこがれ」の装丁、啄木が発行した文芸雑誌「小天地」の表紙絵もアール・ヌーヴォーのデザインです。当時の明治ロマンチシズムに、ミュシャがいかに大きな影響を与えたかが分かります。
 アール・ヌーヴォーのポスター作家として人気の高いアルフォンス・ミュシャの百年前の実物作品を堺市立文化館アルフォンス・ミュシャ館から借用して出品します。

出品内容

アルフォンス・ミュシャのオリジナル作品39点、文芸雑誌「明星」第二帙6, 8, 9, 15号など、与謝野晶子「みだれ髪」の歌の短冊、「やは肌のあつき血汐にふれもせでさびしからずや道を説く君」、与謝野晶子「啄木の思ひ出」原稿コピー、与謝野鉄幹「啄木君の思い出」原稿、石川啄木 詩集「あこがれ」、石川啄木 文芸雑誌「小天地」、石川啄木 詩稿「呼子と口笛」復刻版など

会  期

平成16年6月12日(土)~8月28日(土)、時間10:00~18:00

会  場

もりおか啄木・賢治青春館 
二階展示ホール(盛岡市中ノ橋通1-1-25)【
地図へ

入 場 料

大人300円、中・高校生100円、小学生以下無料、団体料金設定:なし

主  催

盛岡市、(財)盛岡観光コンベンション協会、岩手日報社

主  管

盛岡市観光文化交流センター

後  援

IBC岩手放送、テレビ岩手、岩手めんこいテレビ、岩手朝日テレビ、NHK盛岡放送局、エフエム岩手、岩手ケーブルテレビジョン、盛岡タイムス社

協  力

堺市立文化館「与謝野晶子文芸館」「アルフォンス・ミュシャ館」、盛岡市教育委員会、岩手県立図書館

お問い合わせ

〒020-0871 盛岡市中ノ橋通1-1-10、プラザおでって
「盛岡市観光文化交流センター」,担当:澤野(プラザおでって)
℡: 019-604-3300
ファクシミリ:019-653-4417



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