寒い土地でも採れるそばは、昔からつくられており、よく食べられていました。 岩手の山村では、田植えや稲刈り、お祭りや婚礼などで大勢の人が集まる宴会で、「そば振る舞い」という、宴会の最後にそばを振る舞うしきたりがあり、わんこそばのルーツと考えられています。

しかしそばはどんなに大きな鍋で煮上げても10人前分で、1度に全員分のそばは作れません。そこで10人前を100のおわんに分けてお客に出し、その間に次のそばを煮上げ、また小分けしてお客に出す。こうしたおかわりをどんどんすすめる食べ方が、現在のわんこそばの形になったと考えられています。

写真は昭和12年、東家本店